毒茄子
レガお君



 使い慣れた表現の曖昧さ

一夜明けて。

まだおなかの調子がおかしい。
下しはしていないものの
空腹感はゼロ。
それどころか全く力が出ない。
こんなハズじゃなかったのに
あのホテルめ。

実習中は朝7時にご飯を食べたら
10時半ごろにはおなかが空くのが常。
が、11時半になっても
おなかには何もおきない。
何も食べないわけにはいかないから
こういう時のためにあるような
にゅうめんを選んでみる。

うどん系には七味をたっぷり入れる私も
今日ばかりはプレーンにゅうめん。
何も知らない周りは
黙ってても私に七味を回してくれる。
うう。
ブライダルフェアの料理にあたったなんて
口が裂けても言えないので耐える。

本日は実習2週目で看護計画発表。
一見みなさんそれなりにはやってきてる。
が、よーく読んでみると
「タイミングを見て介助」とか
「様子を見ながら話を聞く」とか
「しんどい時はバイタル測定」
とかいう表現が目立つ。

「バイタル測定」の中身に
腹囲測定も入ってたりする。
「バイタルサイン」の意味が解ってない。
そんな奴に「バイタルはOKです」
って言われて安心できるわけもなく。
安易に言葉を使うことの危ないこと。

タイミングを見てというのは
どういう状態を指すのか。
様子を見てというのは何を見るのか
背景とは何を指すのか?
この文章を見た他人全員が
同じ行動を取れるわけがない。

利尿剤使用中患者のトイレチェックを
「タイミングを見て」と言うから
「タイミングっていつ?」と尋ねたら
見事に固まってる。
わかってるふりを見過ごす所だった。
タイミングと言うなら
利尿剤の作用時間を踏まえて
「内服後何時間までは
何分おきにトイレチェック」
と書けて初めて他人に伝わる。

臨床では当たり前のように使う
「タイミング」とか「様子」という言葉が
いかに大雑把なものか
今になって実感する。
昔、新人ナースに「ケモ後の患者さん
おしっこ出てる?」って聞いたら
「はい、出てます」という返事。

が、体重を量ると結構増えてて
もしやと思って蓄尿架を見たら
蓄尿袋内に排尿は300CC/一日。
うう。確かに尿は出てるよ。
が、ケモ後の患者さんでこの量はまずい。
それを知ってる私がちゃんと
「おしっこどれぐらい出てるの?」って
聞いてやらなければいけなかった訳で。

ずっと当たり前にやってきたプロセスを
分解してやり直すのはなかなか大変。
でも発見する事も本当に多くて楽しい。
今になって
「ああ、これはこういう事だったのか」
と気づくことも多くて
やっぱり人間は一生勉強。

それをうちの学生はいつ気づくのか?


2004年02月23日(月)
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