毒茄子
レガお君



 熊野詣

ものの見事に雨。

今日から1泊2日で高校教師と和歌山へ。
で、普段と同じ時間に起きて出撃。
通勤渋滞に巻き込まれても
遊びに行くとなると
ちょっと気分が優雅だったりする。
久々の平日休みだし。

高校教師も終業式が終わってるから
ヒゲが伸び放題。
これでスーツ着てればいいんだけど
奴はジャージを着るから困る。
本当にそれで熊野詣をするのか?

阪和道を通ったら和歌山は案外近い。
が、私は本日の最終目的地である
那智勝浦の位置を
実はきちんと把握していなかった。
実際は遠いのなんの。
白浜とか通り過ぎて
そろそろかと思ったら全然。
潮岬なんて余裕で通り越してるし。

観光地はどこも平日だから
言うほど混んでなくていい感じ。
道も太平洋を眺めながら延々続く。
いやになるほど続く。
雨はやんでてそれが一番の救い。

道中の敵は観光バス。
道で会えばのんびり走ってるし
道の駅で一緒になれば
バスの客が一斉に降りて
トイレも売店も大混雑。
どのバスも初老・老人の団体で
私たちは完全に浮いてる。

9時過ぎに大阪を出て
途中潮岬に寄って勝浦に着いたのは
15時はとっくに過ぎてから。
海の青さに癒されながら走って
山へ入れば桜が咲いてて
那智の大滝を見て
熊野大社をお参りする。

高校教師は大学時代に思い立って
勢いでバイクで勝浦まで来たものの
日暮れまでに帰れそうになかったので
滝は見ずに帰ったらしい。
という事で心残りになってたらしく
雨の後で水量も多い滝の迫力に
喜んで写真を撮ってる。

滝から神社に回ったら沢山の人。
さらに全員中国語。
熊野近辺が世界遺産に登録されるらしく
観光客は増えてるのかな?
日本語が全然聞こえないので
こちらが外国に来てる感じすらする。
みんなあちこち写真撮ってるんだけど
足を斜めに引いたり腰に手を当てて
80年代のアイドルのように
昔懐かしいポーズを決めてる。

熊野大社と言えば八尺烏。
サッカー好きの高校教師は
日本代表の旗とかを見つけて喜んでる。
確かにお社のあちこちに
飾りや置物やお札やらで
足が3本のカラスがいる。
とりあえず写真を撮っておく。

泊まったホテルは勝浦で
島のホテルに船で渡るという
ちょっと面白い感じ。
が、その渡し舟でも団体様に遭遇。
うーん、一緒にチェックインして
荷物置いてお風呂でご飯では
何をするにも混雑しそう。

部屋はホテルがある島のてっぺんで
本当に海と空しか見えない。絶景。
部屋についてるお風呂は檜風呂だし。
高校教師と一緒に部屋のあちこちの
引き出しとかを開けまくって騒ぐ。
どちらからともなく
「リフォームリフォーム片岡〜」
「ヒノキ風呂〜」と応援歌を口ずさむ。

しばらく探検してから
食事をして休憩してお風呂に行ったら
お風呂の近くの宴会場から
カラオケの大音響。
しめしめ、団体様は食事中で
お風呂は空いてるに違いない。

目論見どおりお風呂は貸切で
広い広い浴槽でバシャバシャと暴れる。
ゆっくり温まって部屋に帰ったら
布団が二つ並べて敷いてある。
何だかエロい感じで照れくさい。
即ビールでご満悦。
そこから紀州梅ワインへつながって
いつもどおりのへべれけ。

ドリフをやってたけどあまり覚えてない。




2004年03月24日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加