毒茄子
レガお君



 終わってしまいました

ニュースステーション。

朝からお土産ブラさげて出勤。
レガお通勤なら
荷物が多くても平気なのに
電車ではいちいち不便で嫌になる。
奮発して甘いのと辛いのと
2種類のお菓子があるから
結構な大荷物。

本日は国家試験の合格発表。
朝からネットで発表が見られるよう
発表サイトのURLが配布されて
朝のうちにお気に入りに登録しておく。
で、14時にみんなで
一斉にアクセスするらしく
まるでチケット争奪戦。
学生は何人か発表を見に行ってる。
3年生の担任も行ってる。
さてさてどうなるか。

で、やってきた13時50分。
みんな自分の仕事を片付けて
PCを立ち上げて準備はOK。
14時ジャストでアクセスするけど
本当に全然つながらない。
ひとりだけつながった教員がいて
他の教員がその机に殺到。

県別のページ、番号順ページと進んで
ついに確認開始。
教員が1・2・3・・・って読み上げて
みんなが固唾を飲んで見守る。
いつ番号が抜けるかもしれないと
みんなのドキドキも最高潮で
最後の一人が読まれて
「よっしゃあぁ!!!」って
普段はおしとやかな教員が
ガッツポーズで喜んでる。

毎年こういう大騒ぎらしく
みんなものすごいテンション。
ひとしきり大騒ぎしてくたびれて
時計を見たらまだ15分しか経ってないし。
教員はみな自分の事のように喜んでて
見てるこちらがジーンと来る。
私たちの時もみんな
こうやって喜んでくれてたのかな。

しばらくして担任が卒業生の就職先に
合格通知の電話をする。
教科書会社から合格率や予想合格点など
データがどんどん送られてくる。
学校同士の情報交換が始まる。
初めて見る舞台裏の面白いこと。
明日になればあちこちで
学生の家族や親戚や
実習で出会った患者さんが
彼女たちの名前を新聞で探すのだ。

もう一つの舞台裏は教員人事の発表。
臨床から来る人が明らかになって
みんな誰かの知り合いではないか
歳はいくつでどういう経歴か
頭をつき合わせて喋ってる。
去年の今頃、私もこうやって
話題に上ったらしい。

とりあえずは若いなぁというのが一番で
臨床指導をしてた頃の教員が
レギュラーにいたから
それで何となくの素性は流れてたらしい。
今年の新人は30代後半と40歳すぎ。
んー、立派なオトナで新人ってねぇ。

ひとりはうちの卒業生で
私の同期が新人の時にお世話になり
とにかく怖かったらしい。
その昔指導していた主任曰く
「うわー」との事で
「うちはもう一人の人の方がええかな」
ってあっさり話が進んでいく。
幹部がその名簿を持って会議に入って
配属を決めるんだけど
残る一人は私が実習に行ってた病棟の
臨床指導者だったりする。

真面目なんだけど頭が固くて
自分が思い込んだ正論と合わないと
学生の言い分は聞かない人。
学生とぶつかりまくって
調整がちょっと大変だったりしたんだけど
大丈夫かねぇ。
知識はあるけど学生に愛があるのかは不明。

こうやって丸々一年
学校と言うところを見てみて
来年からはまた新しいチャレンジ。
若いけど新人教員からしたら
私も先輩なのだよ。頑張らねば。

保・助・看の合格者の方々、おめでとう。

2004年03月26日(金)
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