毒茄子
レガお君



 基礎実習の魂。

毎日爽やかないい天気。

今週はバタバタと毎日過ぎていく。
週末はゆっくりしたいなぁと思いながら
母親が鍋を探しに行こうだの
食器を揃えようだのとうるさい。
結婚生活は楽しみだけど
準備は面倒で億劫だったりする。
家電ひとつ選ぶのにもネットやパンフで
あれこれ悩んでると時間がかかる。

寝具もベッドも収納も家具も
カーテン類も必要だし
洗剤やトイレットペーパーなど
日用品にも気を配らなきゃいけない。
家電と言っても台所に照明に
エアコンに掃除機電話機洗濯機で
TVを選ばなくて良い事に感謝。

ただいま基礎実習中でお疲れは激しい。
受け持ち患者のいる病院実習が
初めての状態で学生は全然動けない。
「病院」という環境だけで
すでに舞い上がって鼻血が出てる。

複数の病棟に学生が散らばってるから
初日のオリエンテーションも
各病棟同時進行。
だから患者紹介も同時進行で
どこから何をすればいいのか混乱する。
全部の病棟が9時からオリエンテーションで
10時から病室挨拶で「先生、来て下さいね」
って言われても困る。

結局時間差で回って
ほぼ一日を挨拶で費やす。
何をするにもいきなり一人では
無理な習熟段階の学生だから
バイタルひとつ測定するのにも
全員一人づつ付いていって
測定方法をチェックしなくちゃいけない。

7人のバイタル測定をチェックするのに
病棟間を移動して行く。
体温・脈拍・呼吸・血圧の測定に
患者に何をするか説明して
体位を整えるところからはじめると
最低15分はかかってたりする。
7×15は105分。
午後は丸つぶれで、記録は読めず。
うわーん。

記録もろくに書けてない。
初めての実習記録は実施も結果も
観察事項もアセスメントも混同で
意味より先にどこに何が書いてあるのやら。
先週まで実習してた3年生ですら
時々ナゾの記録があったけど
そうか、彼女たちのルーツはここだ。

来年困らないためにも今が肝心。
記録の書き方も報告の仕方も
挨拶の仕方もコピーの仕方も
実習着の着方も化粧の仕方も
髪の上げ方も荷物のまとめ方も
文房具の選び方も時間の使い方も
ぜーんぶ今のうちに
きちんと形にしておかなくちゃいけない。
それが領域別実習を助けるのだ。

恐るべし、基礎。

2004年06月16日(水)
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