|
|
■■■
■■
■ おむつをかえよう
早起きに飽きる。
早起きしての出勤も 電車が座れて少し眠れるのが 小さな毎日の幸せ。 なのに、今日来た電車は満員で 中が真っ黒に見える。
絶対に座れるように わざわざホームの端まで歩いてるのに 1両目からギチギチ満員で 何が起こってるんだかわからない。 文句言ってもしょうがないから 乗ったけど掴まる所もない。
私のまわりのおじさんは 痴漢に間違われたくないのか 私が汚いのか何とか隙間をあけようと 必死みたいで気の毒。 混雑の原因は新快速の運休。 たった1本の新快速だけど影響は莫大。
駅に着くたびにホームにいる人が 満員の電車を見て「げー」と 困ってる顔が見えて面白い。 座れると思ってて満員だと凹むよな。 結局最後まで座れず 朝ごはん抜きの身体で50分の満員電車。 ただただグッタリ。
実習は中盤に入って 学生もぼちぼちと患者さんの所へ行き 所在なさげにホームを彷徨わなくなった。 という事で様子を見るためには 部屋へ行かなくちゃいけない。 で、ある大部屋に行ったら 手前の患者さんが ベッドから身を乗り出してる。
「おい!おい!」って大きな声で呼ぶから 「何ですか?」って近づいたら オムツをゴソゴソ触ってる。 申し送りで失禁が多い患者さんだと 言ってたから「おしっこですか?」 って聞いてみたら「おお。」って。
見回したらスタッフは誰もいない。 患者さんはずっと「おい!おい!」 って言ってて落ち着きそうにない。 とりあえずオムツを開けて見てみたら 尿とりパッドはズッシリ。 これを換えるぐらいなら私でも出来る。
しばらく患者さんのお世話もしてないし ほって置くワケにもいかないから 枕頭台を開けると尿とりパッド山盛り。 さくっと取り替えて 患者さんは落ち着いてお互いスッキリ。 詰所に戻ってスタッフ捕まえて 「○○さんのおむつ換えたんですけど カウントとか何かしますか?」って 聞いてみたら「はぁ?何もしません」 って言われて ここが精神科だったと思い出す。
ズッシリの尿とりパッドを持って トイレに行ったら「オムツ」って書いた デカいゴミ箱があったから そこへ突っ込んで終了。
久々に仕事した気分。 教員だから実習指導してりゃ それが立派に仕事なんだけど 白衣着てる以上、たまには何かしたい。 今は特に畑違いの精神科で 教員らしい事は何もできてないから オムツでも替えられたら ちっとは働いたという自己満足。
その話を一緒に行ってる教員にしたら 「えーオムツ交換って そんな事してるんですかー。 あたしそんなんできませーん」って。 看護は実践。看護教育も実践。 「そんな事」って失禁の患者さんの おむつ交換って大切なケアだと思うし スタッフが行き届かないなら 白衣着てる自分がしてもいい。
確かにどんな患者さんか よくわからないまま接するのは 色々危険もあるかもしれないけど 尿とりパッドぐらい仰臥位のまま サクっと換えて あとで手をきちんと洗えば どうってことないと思うけど。
ケアを手伝うのを嫌がる教員がいて 「そんなしんどい事」って聞いて驚く。 学生が患者さんの吐物をもって行っても 「いやーん、そんなん 看護師さんに見て貰ってー」と言って 自分も看護師のくせに。
だから臨床家に嫌われるねん。
2004年08月25日(水)
|
|
|