毒茄子
レガお君



 ヒッチハイク教員

気分が全然締まらない。

昨日は午後から台風の影響で
講義も実習も中止。
という事で学生はみな撤収で
引率の教員も同じく。
が、学校に残っている教員は
なかなか帰りにくい。

あちこちから電話がかかってきて
バスは動いてるとか私鉄はダメとか
どこどこまで行ったら
地下鉄に乗って帰れるかとか聞かれて
交通案内みたいな事して
自分の仕事は遅々として進まず。

昼過ぎにオットがメールをくれて
「警報出たから今から帰る」って
電車のダイヤは既にかなりバラバラ。
私も車での帰り道に
道路が冠水しそうなとこがあって
高速も走れなくなると困るしで
いつになったら帰れるのか
やきもきする。

学内には西行き電車で帰る教員が多く
すでに西行きは止まりかけてるので
帰る気を起こしたところで
どうしようもない人たちが多い。
そんな人たちがいると
東行き電車のメンバーも帰りにくい。

でも、台風の状況から考えて
関西は夕方が一番ひどいんだから
昼過ぎに電車が止まりかけたら
ちょっとでも動いてる間に
動き出せばいいのに。
学校に残って仕事してたところで
さらに状況が悪くなって
停電とかしたら学校にいる意味もない。

その辺の判断力と言うか
危機感と言うか先の見通しというか
何だか怪しい。
学校の規則で決まってる警報が出揃う前に
今回は風だけで電車は止まってしまって
学生が実習先を出た時には
かなり不便な状況になってた。

風が強い台風と言うのは前から言われてて
JRは別に大雨洪水暴風警報が揃わなくても
風が強かったりしたら
自社の判断で電車を止めるんだから
そのへんもう少し注意して
天気予報を見るなり運行状況を見るなり
対処できる体制が必要だったようにも思う。

事の発端は実習先から
「警報は揃ってないけど危なそうだから
学生は帰って欲しい」と言われた事で
学内では「警報まだやなぁ」と
ノンビリ構えてたのが本当のところ。

学内の人間の頭には「警報が揃うこと」
しか前提がなくて
「警報が出揃ってなくても
本当に現状は安全なのか」自分たちでも
ちゃんと確かめる必要があった。
実習病院はそれをきちんと
自分たちでやってたという事。

結局電車がかなり不便になった状況で
学生と引率教員は実習先から出て
ある教員はJRと私鉄を乗り継ぐのに
タクシーもないからヒッチハイクしたとか
ネタのような面白い話も出る。
三十路ちょいのキレイなお姉さんが
スーツ着てヒッチハイク・・・。

人間、やれば出来る。


2004年09月08日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加