鳩親のムスメ
 たえ



 
慣れた?


と聞かれても
「はい〜♪」と言えるほど悠長ではないこの頃。

病院独特の不文律ルールや
予定表とかけ離れたスケジュールで動く
他部門の方々や
(訓練が重なって右往左往してばかり)
笑いのツボだけでなく怒りのツボも違うらしい同僚や。
(や、これはどっちでもいいんだけど。)

そしてまともな評価や目標や訓練計画を立てられない
自身のふがいなさ。
カンファレンスでは正面を向いて話せません。
臨床家としてやってく自信が日々失われていきます。
臨床家として居ることさえ申し訳ない気持ちになります。

別に我が臨床家としてのさばらなくても
周りにはきちんとした臨床家がたくさんいる。
これからもきちんとした臨床家はどんどん出てくる。
ここのフィールドは
我が出る幕でもないんじゃないかな?
我じゃなくても…
他の優秀な臨床家が居るなら
どうぞソチラを採用して下さい、
肩叩きの覚悟は出来てるから。
どうせ一度解雇されてる身だからね。
大抵のことじゃ動じないよ(笑)。
…なんて心境です。

大人だから外には吐きませんが。
大の大人はこんなイタイ弱音吐いちゃいけないんですよ。
そのくらいの良識は持ってるんですよ。
その事が解ってるって点に、お誉めの言葉をいただきたい。

そんな我にも患者さんはいる。
ヘタレな評価でも何でも
回復を目指している患者さんはいるから
せめて回復を目指す患者さんの邪魔をしないように
回復の意欲を削ぐような見当違いの訓練にならないように
細心の注意を払って接してます。

中にはそんな心境で患者様と接する事自体が失敬だ!
と憤る方もいるかも知れないですね。
専門家なんだから。
プロなんだから。
治せよ?と。
ごもっともです。
でも我は臨床家である前に
とてもちっぽけで情けないただのヒトなんです。
残念ながら。

こんなちっぽけで情けないワタシでも
しっくりと居られる場所は、
そうさな。
ジャイアンの上とかかな?


2006年08月11日(金)
first new 電信


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