|
||
仔猫には大好きな人がいました。 今は一緒にいないけれどとても大好きな人です。 淋しいときは側にいてくれて 楽しいときも側にいてくれて 時間と心の流れは残酷なモノだと仔猫は思う。 古い方より新しい方を求めるの。 その瞬間小さな亀裂は見逃されなかったの。 それが段々と大きくなっていくのも… 仔猫は我慢した。 捨てられたくないと我慢した。 でも こんな思いをするくらいなら 仔猫は少し離れようとした。 いつでも戻ってきて良いのに。 ずっと待ってるのに。 誕生日は遊んでくれたけど 覚えてたのかな。 ただ休みだったから…。 多分。 快楽のモノとされた仔猫は、コレでも良いと思ってる。 私を必要としてくれているなら、何だってしてあげたいと思ってる。 仔猫の大好きな人は とても近くで 何も知らないような顔で毎日を過ごしてる。 |
||
|
||
