初恋 - 2002年04月04日(木) ちび(3歳長男)とおふろに入ってるとき、からかって 「ちびのおっぱいはふくらんだ?」って 聞いたら、 「まだお母さんになってないでしょ!」と 言うので、 「えー、お母さんになるの? お母さんになると、おっぱいふくらむの?」 と聞き返してしまいました。 そしたらちびはあたりまえ、って顔でそうだよ、と。 私が 「でもさ、前は『大きくなったらお父さんになる』って 言ってたじゃない」 と指摘すると、 「それはやめたの」だそうだ。 前々から、ちびはいまだに、「男」と「女」が よくわかってないみたいだなーって 思ってはいたんだよね。 お友達の名前を挙げて、男か女か聞いても、 全然違うこと言ってたし。 でも、最近は間違えなくなってきたので、 わかってるのかなーって思ってたんだけど、 やっぱまだアヤシイ。 その、おふろの会話は、 「えー、ちびはお母さんにはなれないと思うな」 という私の言葉に対し、ちびの 「なれるよぉ」 という言葉で締めくくられ、 うやむやのうちにその話題は終了したかに思われたのだが、 3日くらいたって、部屋で遊んでいたときに突然、 ちびが 「おんなのほうがいいかなーと思ったからだよ」 と言った。 「なにが?」と私。ちびはもう一度、 「おんなのほうがいいかなーと思って、 お母さんになることにしたの」 はあ、お母さんは女だ、っていうことはわかってるんだねと思う私。 そこで、 「どうして女がいいと思ったの?」と聞くと、 「女がいいと思ったからだよ」。 うーむ、会話にならん。 そこでちょっと責め方を変えてみた。 「女だとさあ、あかりちゃんと結婚できないよ」 すると、間髪いれずに 「おとこがいい。おとこにする」と言うではないか。 まったく、3歳児の頭の中はどうなっているのか。 ちなみに、あかりちゃんとはちびの初恋の相手であって、 こんど小学3年生になるカワイイ女の子だ。 もちろんきっぱりと片思い。 この前、公園で「あかりちゃん、好きだよ」って ちびが言ったのに、 あかりちゃんはちびになんとも答えてくれなかった。 4年生になる女の子が一緒にいて 「すきだってよ、結婚すれば?」とか言ってて、 あかりちゃんがなんて言ってたかは 聞き取れなかったんだけど、 まあ、3歳の小坊主にいきなり告白された 8歳の女の子としては、返事もしようがないであろうことは 想像がつく。 で、「おとこがいい、おとこにする」というちびに 「でもさ、あかりちゃん、このまえちびが『好きだよ』って 言ったのに、何も言ってくれなかったねぇ」って 言ってみたら、急に下唇を突き出し、まゆを寄せて 泣きそうな顔になって 「それはかなしかったねぇ、かなしかった」 とハナをすするではないか。 涙は出てなかったので、演技なのかなぁ。 でも、ちびなりにキズついてるのかもねと ちょっとかわいそうに思ったりして。 初恋は実らないものなんだよ、ちびくん。 ****** 夫が家にいるようになって、もう3週間近い。 なぜ、夫が家にいると、 私はやることが増えるんだろう。 朝はちょっと寝坊して 起きてからは 朝食作って食べさせて片付けて 洗濯干して掃除して 昼食作って食べさせて片付けて 買い物行って 夕食作って食べさせて片付けて ふろに入ったり布団敷いたり寝かしつけたり しているうちに、 あっというまに一日が終わってしまう。 そして、寝かしつけのまま ちびどもよりまっさきに 自分が爆睡してたりする。 やってることは、夫が仕事に行ってるときと そう変わらないようにも思えるのになぁ。 ちび達の世話はよくしてくれるから、 助かってることも多いはずなのになぁ。 なぜか私は気がつくと台所に立っていて、 対面式キッチンから見渡せるリビングに、 夫はながながと寝そべって、 適当にちび達の相手をしているのが日常の風景。 私もちょっとはごろごろしたいぞ!! まあそうはいっても、 ながーい春休みも終わりに近づいていることではあるのだ。 来週の月曜日が、初出勤だからね。 いなくなったらなったで、 「いないと不便」と思うことは間違いない。 でもずっといられたら困るけど。 干上がっちゃうし。 ちびとちびちびは、お父さんがいつも家にいる、 という状態にすっかり慣れてしまっている。 あと3日しかないからさ、 せいぜい遊んでもらっときなー。 ...
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