例え、離れてても。

こうやってまた少しずつ、
あたしの知らないあの人が増えて、

それからまた少しずつ、
遠く遠く、離れていくんだ。

そしていつか、何事もなかったかのように。

記憶が薄れて、気持ちも忘れて。

そう、まるで、出会ってもいないみたいに。

あの人のその瞳の先に何があるのか、
いつも知りたかった。
その中に、あたしを映して欲しかった。
いつも思ってた。


いつも、想ってた。


だけどあたし、ちゃんと進むから。
これから先も、後ろ向いたり、泣いたりするだろうけど。
もう会わないって、決めたから。
今はただ、出来る限り、前を向いて。
自分が前向かないと、一歩も進めないでしょ。
このまま立ち止まってたら、何の意味ないもん。

泣きたくなったらね、空を見上げて。

この世界で、出会えた事が幸せに思えるように。

瞼を閉じて、今日も言うよ、夢の中で。

『あなたと出逢えてよかった』

明日も頑張ろうね。
2003年06月03日(火)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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