反応。


あたしが辛かったのは、彼が無反応にみえたこと。

どんなにどんなに伝えたくて言葉を綴っても、
彼はなにひとつも返してくれなかった。
考えられない状況ならば、考えたくない気持ちならば、
それをそのまま、そう返してほしかった。

伝えたいのに、伝えようとしても、
彼には伝わってるのかいないのかぜんぜんわかんなくて。

ただぜんぶなんにもないみたいに。
あたしの気持ちなんてなにも感じないみたいに、
あたしなんていないかのような、
そんな彼のことが怖いとおもうようになった。

彼なりに真剣だったのかもしれないけど、
あたしにはどうだってぃぃっておもってるように、
そうされてるようにしか感じられなかったよ。

あたしのメールには返事がないことが当たり前だった。
壊れた携帯が悪かったのかな。わかんない。

「キスしてほしい」も「抱きしめてほしい」も言わなかった。
欲望に対して疑問を感じている彼にぶつけたくなかった。


「みていてくれるならあたし強くなりたい」


それが精一杯の、最後の愛してる気持ちの表現だったよ。
2006年07月08日(土)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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