かなしいうわさ
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春一番、楽しかった〜 まんまと気が抜けてたね。 完全なる、いい塩梅。 赤子が勝手にステージに上がってふにょふにょとダンスをかましても、なーんもお咎めなし。 踊る人は前で踊るし、飲む人はうしろの方で裸で寝ながら飲んでる。 でも、バンド間のセッティングが素早かったり、出音がちゃんと良かったり、出演者は地味ながらも超粒揃いと、力入れるところは力入ってて。
絶妙のユルさ。 代理店臭さもナッシング。 大人だな。やることやってるぜ。 本当に格好良いよ。本っ当に良いイベントだ。
しかし、つまらないライブは皆無だったな。 一日中いたけど、全然退屈しなかった。
たらたらバンドの感想を。
▼カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ ブラジルちっくな音頭で登場。ふへへ。 「演歌ボサノヴァ」なんてちゃらけて言ってるけど、いやいや本物だね。 ポルテーラmeetsキングトーンズって感じ。(わかんねぇか) 最後のサンバ、ピアノが熱くて良かったな。
▼有山じゅんじ 名前しか知らなかったんだけど、めちゃくちゃギター上手ーい。気持ち良過ぎ。ミシシッピ・ジョン・ハート並みのフィンガーピッキング。 で、アクの強い飄々としたボーカル。たまに口笛。 いーなー。もっともっと聴きたい!
▼TOUCH-ME(遠藤ミチロウ、中村達也) ミチロウはまだまだピンと張ってるね。 中村達也のドラムとセミアコギター、ミチロウのボーカルだけで、フルバンドとなんら変わらない音。 実は外出ててあんま観れなかったんだけど、 「No Fun」はスターリン時代となんも変わらん緊張感で格好良かったな。
▼HOME GROWN ▼BUSH OF GHOSTS ▼河内ロッカーズ+RAS・TAKASHI レゲエバンド3つ。 ホーム・グロウンは...いまいち。 デタミのメンバーがやってるBush of Ghosts、中々グー。 オーガスタス・パブロちっくなメロディカ・ダブなラス・タカシも心地良し。 席がある会場だったけど、この時は前に出てみんな踊ったね。 子供もおばちゃんもおっちゃんも若者もダンシンダンシン! 最高。
▼ふちがみとふなと クセのある女性ヴォーカル+ウッドベース。 音数少ない静かな曲にぐっとくる。 かと思うと、オーティスの「I Can't Turn You Loose」でカズーをブコブコ吹いたり。 いいなー。めちゃめちゃ好み。 (しまったCD買い忘れたー、こんど買おうっと。)
▼金延幸子 エレン・マクルウェインみたいだったよ。ざっくざく。
▼Spiritual Voices パーカス3本、ピアノ、ベース、ギター。 カルリーニョスがカエターノをプロデュースした時みたいな、 リズムの感動と歌の感動がちゃんと組み合った良いバンド。いいねいいね。
▼友部正人 全4曲。 特にバンドスタイルで最後にやった「すばらしいさよなら」には涙。 ちょっと「風をあつめて」っぽい感じのアレンジで、心地よく、かつ力強く 雨がそぼ降る会場に響いてた。
▼リクオ ▼木村充揮 みれなかった...
http://www.kansai.com/haruichiban/
【今日曲】 友部正人 「すばらしいさよなら」 Boomの宮沢との共作。 ライブの演奏が、今でも頭の中で鳴っている。 一生頭の片隅で鳴ってると思う。
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