かなしいうわさ
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2002年05月06日(月) 67

春一番、楽しかった〜
まんまと気が抜けてたね。 
完全なる、いい塩梅。
赤子が勝手にステージに上がってふにょふにょとダンスをかましても、なーんもお咎めなし。
踊る人は前で踊るし、飲む人はうしろの方で裸で寝ながら飲んでる。
でも、バンド間のセッティングが素早かったり、出音がちゃんと良かったり、出演者は地味ながらも超粒揃いと、力入れるところは力入ってて。

絶妙のユルさ。
代理店臭さもナッシング。
大人だな。やることやってるぜ。
本当に格好良いよ。本っ当に良いイベントだ。

しかし、つまらないライブは皆無だったな。
一日中いたけど、全然退屈しなかった。


たらたらバンドの感想を。

▼カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ
ブラジルちっくな音頭で登場。ふへへ。
「演歌ボサノヴァ」なんてちゃらけて言ってるけど、いやいや本物だね。
ポルテーラmeetsキングトーンズって感じ。(わかんねぇか)
最後のサンバ、ピアノが熱くて良かったな。

▼有山じゅんじ
名前しか知らなかったんだけど、めちゃくちゃギター上手ーい。気持ち良過ぎ。ミシシッピ・ジョン・ハート並みのフィンガーピッキング。
で、アクの強い飄々としたボーカル。たまに口笛。
いーなー。もっともっと聴きたい!

▼TOUCH-ME(遠藤ミチロウ、中村達也)
ミチロウはまだまだピンと張ってるね。
中村達也のドラムとセミアコギター、ミチロウのボーカルだけで、フルバンドとなんら変わらない音。
実は外出ててあんま観れなかったんだけど、
「No Fun」はスターリン時代となんも変わらん緊張感で格好良かったな。

▼HOME GROWN ▼BUSH OF GHOSTS ▼河内ロッカーズ+RAS・TAKASHI
レゲエバンド3つ。
ホーム・グロウンは...いまいち。
デタミのメンバーがやってるBush of Ghosts、中々グー。
オーガスタス・パブロちっくなメロディカ・ダブなラス・タカシも心地良し。
席がある会場だったけど、この時は前に出てみんな踊ったね。
子供もおばちゃんもおっちゃんも若者もダンシンダンシン! 最高。

▼ふちがみとふなと
クセのある女性ヴォーカル+ウッドベース。
音数少ない静かな曲にぐっとくる。
かと思うと、オーティスの「I Can't Turn You Loose」でカズーをブコブコ吹いたり。
いいなー。めちゃめちゃ好み。
(しまったCD買い忘れたー、こんど買おうっと。)

▼金延幸子
エレン・マクルウェインみたいだったよ。ざっくざく。

▼Spiritual Voices
パーカス3本、ピアノ、ベース、ギター。
カルリーニョスがカエターノをプロデュースした時みたいな、
リズムの感動と歌の感動がちゃんと組み合った良いバンド。いいねいいね。

▼友部正人
全4曲。
特にバンドスタイルで最後にやった「すばらしいさよなら」には涙。
ちょっと「風をあつめて」っぽい感じのアレンジで、心地よく、かつ力強く
雨がそぼ降る会場に響いてた。

▼リクオ
▼木村充揮
みれなかった...

http://www.kansai.com/haruichiban/


【今日曲】
 友部正人 「すばらしいさよなら」
 Boomの宮沢との共作。
 ライブの演奏が、今でも頭の中で鳴っている。
 一生頭の片隅で鳴ってると思う。

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