非日常的日常
nao



 息子の話だけど

反抗期なんだか知らんけど、口げんかになるとけっこうな迫力。
さすがに椅子なげたり物投げたり、蹴り入れたりはしないが。
そして登校拒否。

担任と合わないっていうか、実は。
ヘルパーの訪問先に、息子と同学年の同じ中学の女の子がいる。
「A君(息子)学校来てないよね」
「うん〜、担任といろいろね〜」
「あの先生、部活の顧問だけど・・・ひいきすごいよ」
「え、そうなの?真面目で熱心な先生に見えるけど」
彼女は鼻で笑う。
「親にはそうみたいね」

ませた子だが、女の子ってのはけっこうするどい。
息子は担任に「だらしなくてやる気がない」の烙印を押された。
が、フリースクールをやってる先生(?なのかな?)は「個性ですから」と流してくれてる。
修学旅行に行かなかった息子に、クラスからと担任がお土産(お菓子)を持ってきた。
今までだったら家で速攻あけて食べるが、息子が言った。
「これ、明日フリースクールのみんなにわけていいかな」
「いいよ」と私。
フリースクールでは確かな絆を作ってるらしい。

ときどき届く、写真入りのフリースクールのお知らせでは、息子が楽しそうに行事に参加しているのがわかる。

いいじゃないか、登校拒否でもと思ってる。
引きこもってるわけではなく、フリースクールで集団生活を学び、終わると友達の家に直行。

でも私はときどき、息子の学年のジャージ姿の同じ学校の中学生を見るたび「息子の義務教育の権利を奪ったのは、あんただ!」と腹がたつ。
先生にもクラスメートにも。

その息子は最近野球中継にはまってる。
北海道日本ハムの試合を、今も見てる。
「馬鹿だな〜、なんでピッチャー変えるんだよ〜」
ず・ず・ず・ーーっ!!((((((((((ノ_ _)ノ
ま、まあいいか〜。
反抗期を見せて母を脅しながら、案外能天気な息子。

そんなわけで、母はあまり心配しないことにした。



2004年05月25日(火)
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