非日常的日常
nao



 9時〜19時まで

長い時間の中で、一人で仕事をする。
掃除、飯炊き、清拭、後片付け、洗濯。

移乗、トイレ介助などなど。

「お姉さん、そっちに連れてって。私の荷物があるでしょ」
「荷物は部屋に全部あります」
「いやそんなはずはない。減ってるから誰かが盗ってる。」
「盗らないから、服だってサイズ合わないし、女性は二人しかいないんですよ」
「いいから、そっちに運んで」
切れた。
「Sさん、何度も言うけど私は家政婦じゃないんです!そんなことで何回も呼ばないでください!」

Tさんは自分に注目されたい男性。
毎日名前を聞く。
知ってても聞く。
けっして認知症で忘れてるわけではない。
Gさんの移乗をして汗まみれのときに「看護婦さん、申し訳ないけど」(この後名前を聞かれるのは毎度のことなんで)
「◯◯ですっ!」
「・・・あ。はいそうでした」
「Tさん、私は看護師じゃないから。何度も言うけどヘルパーですから」

くたくたボロボロで帰宅。
唯一の救いは「やっぱり女の人の料理は美味しいね。夜勤の男の人のは料理じゃないよ・・・」
うむ・・・あれは確かにひどい。
ソーセージにマヨかけただけとか・・・。

「一応主婦ですから」

これで料理が不味いと言われたら最悪。

うちの上司が怒るポイントは普通の会社とは違う。
「なんでそんなことを一人でするのっ!腰痛めるんだから、助けよびなさいっ!このバカたれっ!自分の体を大事にしろって言ってるでしょっ!」

そういう怒られ方も変わってるが、助かる。
ので遠慮なく、腰に負担がかかりそうなときは、デイに電話して援助してもらってるwwww

2006年11月19日(日)
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