長嶋監督が現役を引退するとき、たしか私は、小学校3年生。大泣きした。今、病魔を克服するべく戦っている姿を見て、自分も、病気に負けてはいけない、と思った。おそらく、一生続くであろうこの「躁鬱病」。これは、共存とか言ってられない。働いて、家族を養っていくためには根負けせずに、治療しなくては。生きていくことが、長くなってくると、何も背負っていない人の方がすくなかったりして・・だから、人の痛みに、想像力が及ばない人・・が、一番憎むべき人間だ。