初音ミク動画の権利者問題について。

２年前、初音ミクが誕生して、ニコニコ動画でも初音ミクブームがありました。そしてニコニコ動画の初音ミク楽曲を着うたにすべく、ニコニコ運営のニワンゴ社がＪＡＳＲＡＣ登録しようとしたそうです。すると初音ミク販売元のクリプトン社が「勝手に初音ミクを歌手登録しないで」と発言。これがニワンゴＶＳクリプトン騒動の発端。


「初音ミク」が権利者になると初音ミク楽曲に自動的にクリプトン社にお金が入る可能性がある、というややこしいことが起こります。そもそもサンプラーメーカーのクリプトンが楽曲からサンプラー使用料を受け取るという状態になるのは間違っていると僕は思っています。


そして「第２次ニワンゴＶＳクリプトン騒動」です。クリプトン社が初音ミクの社会的に問題な動画を削除申請しました。ニワンゴ側は削除したものの再度復活させて、動画作者にコンテンツ管理を委ねたそうです。法的に問題ないものなのでニワンゴは削除しないという。
クリプトン社のコミュニティーサイト内のピアプロ開発者ブログにてクリプトン社の見解およびコメント欄で議論がなされています。



まあクリプトン社がやたら初音ミク楽曲を気にしているようですが（開発元のヤマハとの契約面の問題もあるのかもしれないが）、一度削除したものを復活までしてコンテンツを守ろうとするニワンゴ側もしぶといものです。