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 自殺系サイト心中事件  
 2003年02月13日(木)
 
自殺系サイトで知り合った人同士の心中事件について,
ワイドショーなんかがかなり賑わってますね。
今日の朝もやってました。

この心中のことについて何か書こうとか
全然思ってなかったんですけど,そのワイドショーの
男性アナウンサーの話がどうもモヤモヤきて
「ちょっと聞いてよ」的オバサン根性で
そのモヤモヤを曝すわけです。すみませんです。

ぇぇ,その男性アナウンサーの方は,
言葉の端々を抜粋するとこんなことを言ってました。

「最近リストカットを扱ったHPが多いですが
 リストカットのことをリスカ,なんて
 呼び方してるんですよ。
 最近の若者はリストカットや死に対する考え方が
 軽いんじゃないですか?
 私が若い頃はそんなに簡単に死ぬとか言わなかった。
 "生きていれば何とかなる"という気持ちを持って
 ぐっと堪えて努力することができないんでしょうか?」

…多分,いろいろと違うところはあるでしょうけど
こんな感じなことを言ってました。
何なんでしょうか,この人。
それが一般論なのかもしれませんけど。
軽い気持ち,なんてどうして分かるんでしょうか?
わたしなんかは軽い気持ち,に入るんでしょうけど
リストカットしている人とか,死にたいって言ってる人,
たくさんいるけど,どうして軽いって言えるんでしょうか?
十分堪えてきたはずです。努力も。
それでもどうしようもなくてリストカットしたり
自殺してしまったり,そうじゃないんでしょうか?

何も分かってない。

わたしが何かを分かっているわけではないけど
何だかそんな風に感じました。
その男性アナウンサーは,わたしの親と同年代くらいでしょう。
わたしの親もそんな風に思っているんでしょうか?
そうだとしたら悲しくなります。

女性アナウンサーの一人が
「でも今は不景気だし,未来の展望が望みにくい
 そういう面もありますよねぇ」
なんてフォローしてもいましたが,男性アナウンサーは
「それはそうですけど,でもねぇ…」
などといってまた繰り返し。聞く気は無いのね,アハン。
となげやりになってみたりしました。

死者にたいして軽いとか我慢が足りないとか
何てこと言うんだろう,と思いました。
当人じゃないのに軽いなんてどうやって分かる?
キライ。何かこの人キライ。
苦情の電話とかかかってきてないのかな
…など,朝から黒々とさせられました。ハァ。

亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。



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