2009年09月04日(金) |
遠くの人に優しくしよう |
日本国内にもまだ家が無い人や飢えて死ぬ人がいるのに そういう国内の人を見過ごして 途上国など外国に寄付したりするのは偽善で自己満足だ
…という論があって、それは確かにそうかもしれないけど
でも、外国へ寄付する方法ならわかるけど ホームレスの人にいきなりお金やお弁当を渡すのは変だし
途上国なら本人の力ではどうしようもないんだろうなと思うけど 日本なら本人の怠けやプライドや諦めのせいでは?と思うときもあるし
他にもいろいろ人それぞれの理由があって 近くの人よりも遠くの人のほうが助けやすいこともあると思う。
そういうときに冒頭のような論者が出てきて 遠くの人のことも助けにくくなって身動きができなくなって 結局誰も助からないよりは、遠くの人だけでも助かる方がいいよね。
血縁や家族とはイザコザやゴタゴタや確執があって 身近な人が困っていてもなかなかスッと手を差し伸べられない なんてこともよくあって、
あまり深く知らない他人や関係性の薄い人になら 簡単に親切をできるときもあるよね。
「身近に困っている人がいるのに他人の面倒なんか看て」 とそんなときに否定されて、誰にも何もできなくなるより
遠くの誰かでも助かる人がいるほうがいいよね。
自分の周りの身近な人からちゃんと幸せにできる人はそうすればいいし、 それができない人は遠くの人に優しくするだけでもいいと思うんだ。
みんなが遠くの人に優しくすれば、それは廻りまわって 自分の隣の人にも遠くの誰かが優しくしてくれるかもしれないし。
身近な誰かを助けることができない自分に対する罪悪感のようなものを 忘れてしまってはいけないけれど、それでも、誰にも何もしないよりは。
地球上の優しさの総数を減らすよりは、いいんじゃないかな。
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