いつもここにいる。...美和

 

 

長い独り言。 - 2005年06月24日(金)

実習が終わりました。
終わりました。

終わったんだなー…。


色々と考えることがあって、日記に残しておこうと思います。
面白くはないかも。
興味のある方は読んでいって下さい。


とりあえず、まだ終わった実感がありません。

最後の授業をして、大きな拍手をもらって。
お別れ会でスピッツの「チェリー」を歌って号泣して。
授業へのコメントや色紙を見て、しんみりして。

もう、あの子達に会うことはないのだな、と思うと
寂しいですね。

最初は、なんて生意気な子たちなんだ、と思っていたけど
やっぱり中学生は中学生で、
変なとこ子どもっぽくて、変なとこ大人っぽくて、
バカみたいに正直にぶつかってくる子たちでした。

授業で変な説明の仕方をすると、日本語でもポカーンと見つめられ、
身近な話題をふると、英語でも食いついてきて、
授業の回数を重ねるごとに、なんとなくわかってくること。
でも、それを言葉にするにはすごく難しいことで。

変な話、私の中で、私は私でしかないんですよ。
でも、あの子達にとって、私は先生だったんですよねー…。
私が今まで、授業を受けてきた「先生」と同じ立場に、
自分が立っていたのだと思うと、今更ながら、怖くなります。


私は結局、あの子達に何か残してあげられただろうか。
あの子達の貴重な勉強時間をもらって、
私はちゃんと知識を与えてあげられただろうか。


実はね、2週目とか、相当つらかったんですよ。
毎朝、吐き気・頭痛・腹痛・鬱症状。
授業のある日なんか、ギリギリまでベッドの上でねばって、
何度携帯に手を伸ばして、
「もうムリ」と友達にメールを送ろうとしたか。
「休みます」「遅刻させて下さい」と電話しようとしたか。

でも、結局できなかった。
最後の最後に、生徒の顔が浮かんで、
私が授業を放り出すのは簡単だけれど、あの子達はどうなるだろう、と。
初回の授業のアンケートで、「先生の授業、面白いです」
「これから、少しだけど英語の授業が楽しみになりました」と
書いてくれた生徒達の顔が離れなくて、
ヘタレな精神にムチを打って、登校していました。

本当に本当につらかった。
授業を失敗して、生徒の集中力もきれさせてしまって、
次の授業の計画が全く立てられなくなったりもしました。
「もう、私はあの子達に何をしてあげたらいいのかわからない」と
実習生控え室で泣いたりもしました。

3週間で、8時間分の流れをつくって、
1つ1つの授業の流れをつくって、
授業に必要な教材をつくって、
指導案(授業計画書)を毎時間分書き上げて。

もっと丁寧にできたんじゃないか。
もっとしてあげられることがあったんじゃないか。

後悔はたくさんあります。
そう、生徒にも話しました。

でも、実習に来れて、皆に会えてよかった。
そうやって今日、生徒に言った瞬間に、涙が止まらなかったなー…。
後悔と、寂しさと、少しの安心感。
複雑な涙でした。

終わった実感がないのは、
心のどこかで、もう少しやりたい、という気持ちがあるのかも。
授業をすることはいまだに怖くて、教壇に立つのはイヤだけど、
ようやく慣れてきた頃に、実習は終わってしまいました。

先生も悪くないかな。
いや、先生になる気はないんだけど。
学校も悪くないかな。
そう思います。
スクールカウンセラーとかね。

あと、色紙に並べられた沢山の言葉。

「先生最高!」
「先生のおかげで、英語が少し好きになりました」
「毎回、授業が楽しみでした」

お前ら本当かよ〜。とか思ったりもするけど、
ここは素直に受け取っておこうかな。


実は、来年のこの時期、次は高校実習に行きます。
今度は母校。
母校は英語科のある高校だから、どんな授業を求められるやら。
(しかも私、その前身の英語コース出身だし)
怖いけれど、以前よりも楽しみな自分がいます。


本当に本当に本当につらくて、大学やめてまで逃げ出したい、と
友達と言い合っていた実習。
それを乗り切った今、大きく成長したと自分で思います。
(成績がすぐには出ないから、単位落としてたら来年もだけど/笑)

乗り切れたのは、ネットのおかげも大きいと思います。
メール・BBS・携帯メール等で相手して下さった皆さん、
応援して下さった皆さん、本当にありがとうございます。


とりあえず、お疲れ様、自分。
明日は久々の我が家だ。


...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will