暗行記...不夜

 

 

もう1つの「顔」 - 2002年04月07日(日)

人は誰しもいくつかの顔を持っているんだろう
それは別に二重人格とかいう意味ではない
「自分」という中でそれらを使い分けているということ

「親」に対する顔
「上司」に対する顔
「同僚」に対する顔
「友人」に対する顔

こんな風に状況によって違う人間が顔を出す
接する態度も変わり、話す内容も全く変わる
それどころか
自分の好きなものや、生き方までも変わる


普段出さない「顔」を使う
神経を出来る限り砥ぎ、相手の理想に化けて行く
絶対に気付かれないように
巧く、巧く
笑顔で接し、絶対に相手には逆らわない
全て服従したと思わせること
それに自分の全ての力を注いでいく

終わった
ばれることは無い、偽りが本当の自分だと思い込ませた

「顔」という仮面を脱ぎ捨て考える
次はどの「顔」を付けなければいけないのか
どんな自分に変わらなければいけないのかと

そして新しい仮面に身を埋めていく


だが長くは持ちそうに無い
自分の中で仮面に対する拒絶が始まっている
自分を、本来の自分自身を失いかけていることへの警告
仮面を付けた自分の汚さ、醜さに




 ↑仮面を付けたものだけが押すだろう
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...



 

 

 

 

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