暗行記...不夜

 

 

心の鼓動 - 2002年04月21日(日)

和太鼓が鳴り響いていた
全員がその音に耳を傾け、魅入っていた

別にそこに行こうと決めていたわけでは無かった
たまたまそこにあったから入ったという感じだった

森の中にひっそりと建っているカフェ〜 ミルフォニー 〜
大きなスクリーンから流れる映像、音楽
ゆっくりと感じながらコーヒーを飲む、そんな場所

でも今日はここが出来てから1週年記念の日
ゲストを招いての小さなコンサートがあった

ひとりは「鼓童」に参加していた和太鼓奏者
ひとりは「帝国劇場」で演奏するチェロ奏者
ひとりは今日この場所で歌手としてデビューの「ヒトミ」

どれも最高の演奏だった

その中でも和太鼓は別格
こんなに音に魅了されたことは久しぶりだった

巧いとか下手だとかそういうんじゃなく
心に響いてくるような、自分がその音と一緒になれるような感覚

自分も少しだけど音楽を齧ったことがあるけれど
音楽の上手いは決して譜面どうりの演奏じゃない
確かに技術がまず無ければ駄目だと思うけれど
大切なのはその人の心

自分の気持ちを如何に伝えられるか
その思いを如何に表現できるかにある

巧く言葉には出来ないけれど演じる者の心が伝わった
そんな音だった
決して忘れない音だった




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