暗行記...不夜

 

 

『ディア ドクター』 - 2011年06月18日(土)

私も国家資格を持ち

その資格を持たなければならない仕事をしている


だがその仕事はただするだけなら

中学生にだって出来るかもしれない


資格を持つとは

その仕事をこなせると言うことではなく


その仕事に責任を負うということではないか


相手にたいしては不安を払拭する

裏打ちされた知識を伝え


仕事に対しては全ての情報を踏まえ

安全で安心な技術やスキルを提供する



プロと云うことだ



誰かのため

何かしなければいけない


その理想は大切だし

どんな仕事においても必要かもしれない



それでも

彼はプロではなかった



結果として人々を裏切ってしまったし

人が生きるために必要なルールを

彼は破ってしまった



人はその多くが隙在らば

悪の顔を表に出す

感情よりもルールを守らなければ

人の世は成り立たない



彼の気持ちを温かく汲み取って

修正できる世が来れば本当はいいのだろうが






『ディア ドクター』
        No.1005


...



 

 

 

 

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