暗行記...不夜

 

 

アサシン・クリード リベレーションズ - 2011年07月17日(日)

ある人物を殺せばその世界が平和になるならば

人はその人物を殺しても仕方がないのだろうか



身近で考えてみると

恨みで殺人を犯してしまった人間は

対象がいなくなったのだから

罪を償った後は比較的更正しやすいのかもしれない


けれど快楽のために殺人を犯した者は

何年刑務所にいようとも更正しないだろう



後者の危険を排除する方法は二つある


一つは殺してしまうことだ

社会が彼を危険分子として排除すればいい


もう一つは彼は一つの病気を持った者だと

人間として温かく包みながら見守る方法だ



今の世の中では

前者は出来ないことになっている


どんなに殺しても死刑にはなりにくい

とても温い国だからだ


ならば恨みを 恐怖を抱えながらも

その者を優しく隣人として迎え入れなければならない



例えば愛するものを殺されたあなたは

犯人を仕方がなかったと

手を差しのべられるのだろうか



私には到底出来そうにない



けれど犯人たちは必ずといっていいほど

数年後この世界に戻ってくる


ならばどうすればいいのだろうか?


...



 

 

 

 

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