暗行記...不夜

 

 

『 遺体 明日への十日間 』 - 2012年06月10日(日)

この国は死者を大切にする


どんなに悪人でも嫌われた者でも


死した後は仏様なんだ



沢山の人が一度に仏様になった

その家族や友人たちの悲しみは

到底私には計れるものではないだろう



だがその多くの仏様は

今尚懸命に生き

家族や郷土や歴史を守り続ける人たちを

必ず見守ってくれているはずだ



この国は死者が生者を見守る国

生きている者には須らく仏の加護がついている



仏様はいつも微笑んでくれる

私たちが苦しいときには休めと

夢を抱いたときには進めと

いつも一人ひとりの心の中にいる

寄り添い暖かなぬくもりを持ちながら





『遺体 明日への十日間』
          No.1086


...



 

 

 

 

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