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■ ☆ノスタル自慰★
今やレンタルできないものは
無いのではないか？
そう思わせるレンタル時代。
今日もレンタルスペースを利用しつつ
コラムをスタート！
「ノスタルジー」
がレンタルされています。
ラーメン博物館だ！
餃子スタジアムだ！
などと昔風を再現した
デートスポットなんていう
軟派なものではないのです。
場所は池袋にある
とあるパチンコ店の入ったビルの屋上。
10分50円で人工雑草が敷かれた
「原っぱ」
を利用できます。
そこにいるのは
擦り傷や泥汚れにまみれて
夕日の中で土管の上に
赤いバットを握り締めながら座る
中年男性。
否、まぎれもない
「ガキ大将」。
時折彼に小学生の小遣い程度の
カツアゲをされたりすることも。
ここでは社会的な地位や身分も関係ない。
少年時代そのものがリアルに再現されている。
彼は数年前からここにいつき
台東区の会社に勤め、
妻も子もなく
今でも独身寮に住んでいるらしい。
それでも彼は紛れも無く
この屋上のガキ大将。
クレヨンしんちゃん
「嵐を呼ぶモーレツ！ オトナ帝国の逆襲」
の昭和40年代の風景に涙を流し、
プレイステーションの
「ぼくのなつやすみ」
の昭和50年代に酔いしれる
大人たち。
ノスタルジーという名の
マスタベ−ション
「ノスタル自慰」。
最後に星空を眺めたのはいつですか?
2002年09月19日(木)
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