○プラシーヴォ○
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「ハム男、今日仕事終わってから ハム男の家に行こうかな」
いいよいいよ おいでおいで
しばらく沈黙
「あの…さ、いつもの駅まで 迎えに来てくれないかな…」
あ、そっか 分かったよ
問題なく電話を切る
いつもの駅、とは 車で10分ほどの駅
今日はハム男は休みだから 私の職場まで迎えに来てくれても いいくらいなのに (これは私の勝手な願い)
私から言わないと 最寄の駅までも 迎えに来てくれないのだ (この駅に車で来てくれると 随分早く着く ここを通りすぎて ハム男の家のそばまで電車で行くと 余計に時間がかかる)
ハム男の家に着くと 水炊きの用意がしてあった
ホクホクで食べる私たち
私は明日、 お昼からお芝居を見るので あまり遅くまでおきてられない
2時ころ寝ようとすると
「もう寝るの?」
と言ったきり ハム男は再び
黙ってテレビを見出した
最近、気にならなかったのにな
私、 たくましくなったと 思ったのにな
やっぱり寂しい
なんとか目をつぶって眠りに着く
午前4時頃 ようやくハム男がベッドに
お酒をしこたま飲んで しかも明け方だし
私から顔を背けて 普通にハム男は寝息をたてた
暗闇
私、
私のこと見えてる?
私、ここにいるよ
手、繋いでよ
こっち向いてよ
もっと 話をしてよ
私のこと すき?
私が、 この前セックスに注文をつけたから 腹がたった?
私に触るのが 怖い?
だったら そんな男は こっちからお断りだ
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