○プラシーヴォ○
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あ
と思った時にはもう
涙が出てた
電車を降りて 歩いているときに
それは突然
またこの瞬間だ
『もう限界』
頭がこの単語で一杯になる
もうだめ 本当にダメ
ハム男が4日も連絡してこないのも
店がいやでいやで…
でもそれは私の社会適応能力の無さ故だということが 分かったことも
こんなモヤモヤを愚痴れる友達もいないことも
甘えれば抱きしめてくれる元彼が もう遠くに行ってしまってることも
何もかもが 私をグーでぼこぼこと殴る
辛い 辛い
一瞬でいいから
誰か頭をくしゃくしゃに撫でて
私の足が浮くくらい 抱っこして
ちょっとでいいから 一杯息を吐かせて
夜道を泣きながら走る
階段を駆け上がって 団地の廊下を歩いていると
前から男の子が歩いてきた
20歳前半くらいの ポルノグラフィティのボーカルさんみたいな シュッとした男の子
慌てて頬の涙をぬぐって 足早にすれ違おうとすると
(* ^-^)ノ こんばんは〜
\(^^@) あ、こんばんは!
…
誰?
『相手を傷つけない相槌選手権 関西地区第2位』
としての条件反射で つい当たり前のように返事をしちゃったけど…
弟の友達か?
分からん…
でもなんにせよ
涙がひっこんだ
笑ってしまった
彼は 天使だ
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