○プラシーヴォ○
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パグを飼うことになった
ペットショップのいい噂をあまりきかないので ブリーダーさんから 直接飼うことにした
家からだと 車で2時間くらいかかるので 今度の休みの日にハム男に連れて行ってもらおうと電話したら
「ああ、俺も一緒に行くの? いいね、いいんとちゃう?」
死ぬほどそっけない言葉
しかも、用件が終わったらさっさと電話を切ろうとする
たまらなく、寂しい思いになる
わざわざ 寂しい思いをするために 電話したんじゃないのに
ハム男と話したり 会ったりして 嬉しいことと悲しいことが 半分半分か、 悲しいことの方が多いくらい
それはとても微妙なニュアンスの違いとかで 多分ハム男は無意識に言ったり行動したり してるんだろうけど
無意識が一番タチが悪い
それがハム男の『ホント』だから
先日ハム男の家に泊まりに行ったとき、
私が材料を買って 食事を作って
並べ終わるまでハム男はテレビの前に座ったまま
運ぶのを手伝おうともせず お箸がくるのをじっと待っていたりする
心底ぞっとする
それくらい自分でできないわけ?
片付けももちろんするわけはなく 山積みになった食器を無視してテレビに夢中
私はウェイトレスか?
見返りがないと つらい
私は奉仕することに よろこびを感じない
『ハム男は、私としゃべるのが面倒くさいの?』
意味深な ハム男のもっともきらいな 文句メール
きっとあきれているはず
だけど私はもう、
ハム男とちょっと会って話しをしたくらいじゃ 充電できなくなってる
すぐに 悲しい気持ちに支配される
ハム男との悪い思い出しか 思い出せなくなる
これはよくない
絶対よくない
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