○プラシーヴォ○
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2003年09月15日(月) この手は

ハム男の家に荷物を取りに行くのに


ハム男に迎えに来てもらったのが
間違いだった



私の持っていた、返却用のレンタルビデオに目を光らせ



「それ返しちゃうの??
もう一日延長しようよ!!

Xメン2、俺ん家のそばじゃ、ずうっと売り切れ状態やねん!」








おい
馴れ馴れしく喋るんじゃねいよ









結局そのままハム男は私をショッピングセンターへ
連れて行った





人ごみにハム男の背中を見ていると


ハム男がぎうっと私の手を掴んだ





『テヲツナイデクレナクテ
 
 サワッテモクレナイデ


 ワタシハ ナンナノ???』




手を繋いで歩くなんて
何年ぶりだろ



いつから私たちは
手を繋がなくなったんだろう




あれだけ手を繋いで欲しいと思っていたのに



いざ現実にすると
むずがゆい



手を離して歩きたい




やっぱり体は正直だ



でも、寂しい



ハム男と一緒にいるのも

ハム男と離れるのも



同じくらい寂しい




じゃあ一緒にいてみようか




何か打開策があるかもしれない




家に着くと

ハム男がいっぱいチュウしてくる




寝る時も


プロレスの技みたいに
私を力強く腕枕してくれる




ハム男、無理しないで


きっとすぐに
力尽きるよ




ハム男


私がいなくなるのが怖いの?




それよりも


私はハム男の気持ちが無くなるのが
怖いんだよ




ハム男が
私をフッたようなもんなんだよ



気づいてハム男





私の愛情は減ってないよ



ハム男にのしかかってないかと
それが心配


がちゃ子 |偽写bbs

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