○プラシーヴォ○
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これでもう、丸二週間ほどハム男に会っていない
電話をするたびにハム男の必死さが浮き上がってきて それはそれで愛しい
ハム男の家に電話をすると、 2コールで留守電になった
しばらくすると、コールバック
お風呂で湯船につかってたらな、 電話の音が聞こえてん
ハム男の家の電話番号を知っているのは 私と、ハム男の家族だけ
俺の裸、想像した? 勃起しちゃった?
腰を抜かしそうになった
下ネタダイキライのハム男なのに…
いつもは淡白なハム男が、 電話を切ろうとしない
私の心の離れ具合に、気づいているんだろうか
すごく喋るハム男を 新鮮な気持ちで受け止めた
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