○プラシーヴォ○
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イカメンくんと、あんまり 上手に喋れないんだ・・・ いっつも、『ああ、今日もあんまり喋れなかった』って しょんぼりしながら駅に帰るんだ
って、スタッフちゃんにこぼしてみた。
すると、スタッフちゃんはきょとんとして、
え? イカメンくん、いっつも私と2人の時に 『がちゃさんがあれしてね〜、これしてね〜』って がちゃ子さんのこと話してますよ
マジ?
どうして私といないときに 私のことをあだ名で呼んで私のことを 話題にしてくれるの〜 私といる時にもっと話してよ〜
この前だって、 『今日はがちゃさんとタコ焼きを食べて いっぱい話をしたよ! すっごくおいしいお酒だったよ!!』って イカメンくんからメールが来ましたよ??
マジマジマジ?
そういうことをいちいちスタッフちゃんに メールしてるっつーとこが 若干ひっかかるけど、 でもでも、そういう風に思ってくれてて嬉しい〜
嬉しいくせに、 ついつい
そ・・・そお? でも私、その時のこと何を話したかとか 全然覚えてないもんね 酔っ払っちゃってさ!
って、訳のわかんない遠慮というか 変なイジケた見栄をはってしまった (スタッフちゃんもイカメンくんのことを好きだから) (いや、っつーかイカメンくんは妻子もちだってば!!)
ほんとは一字一句覚えてる 何を話ししたかも どんな顔してたかも 何を食べたかも 話しながらふと私の膝に乗せた手も
忘れるわけない
忘れたなんて言って自己嫌悪
せっかくの大事な思い出なのに。
神様、嘘です。 嘘ついてごめんなさい。
もう嘘つかないよ
何を守るの?
素直に、生きる。
いじいじいじけて ややこしくしてるのは、私。
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