○プラシーヴォ○
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朝、仕事に出かける直前に猛烈にお腹が痛くなって、 もう玄関は出ていたのだが慌てて戻ってトイレにこもった。
家の側の最寄り駅から出る発射時刻にはもう間に合わないので、 特急電車がとまる少し遠い大きな駅まで自転車で行くことにした。
が、ことのほか空気が抜けていた自転車のペダルは重く、 ヨレヨレになってホームで電車を待っていると
「がちゃちゃん??」
と顔を覗き込む女性。
「あ・・・!」
それはイトコのお姉さんだった。
親戚づきあいが皆無な私。 なんだか他人のような身内のようなこの微妙な距離が凄く苦手
しかも、名前が思い出せない。 (2年前に、このお姉さんの結婚式に参列した時ぶりとはいえ 身内なのに〜)
「がちゃちゃん、今彼氏いないの?? あ、じゃあうちの旦那の友達はどうかな? 41歳なんだけどね〜」
ええ〜!
これもまたご縁?
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