かっ切った左手はほんのり熱を持つ 生きている気がする
ふと気がついたときには遅かった 自分では止められない またやってしまった
もう大丈夫 もうこんなことしない
あれはいつのことだっただろうか? あのときの自分と今の自分の違うところはどこだろう?
痛みは遅れてやってくる 痛みを感じたときはもう手遅れ どうすることもできない状態
土石流のように流れゆく想いをとめることはできず ただ見守ることしかできなくて
痛い
暗闇でやってしまったことの代償は大きい
私にできることは大きな声で泣くことだけ
泣き声は誰にも届かない
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