2018年04月02日(月) |
カーテンコール! 加納朋子 |
加納朋子 新潮社 2017
STORY: 3月で閉校した萌木学園。この学校を単位が足りずに卒業できなかった数名の学生たちを救済するため、寮に住み込み補講をすることが提案される。9月の卒業に向けて、学生たちは変わることができるのか?
感想: 大学の単位を取れずに社会の放り出されることになるはずだった学生たちが、寮に住み込み、ネットや外出、嗜好品、面会をすべて絶たれて卒業を目指してがんばる…という環境に置かれる。
寮に住み込んだメンバーは個室は与えられず基本的に2人一部屋。
眠くて起きられずに単位を落としてしまった子、病気で単位が足りなかった人、性同一性障害のため、適合できなかった人、拒食症や極端に太りすぎの者、エナジードリンク中毒でやはり昼間は起きることができなかった者などなど…それぞれに事情は様々。
そんな面々が、規則正しい生活と運動、食事により、心身の健康を少しずつ取り戻していく。
家族と一緒に住むことが、毒になっている者は、家族と切り離されることで、次第に変わっていく。
なぜ学園の理事長が救済措置を取ったのかも後に説明されるが、納得のいく展開で、いい作品を読むことができて、よかったなーと思った。
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