2002年07月10日(水) |
政治に対する個人的がっかり |
長野県知事不信任案可決による、県政の動向が全国的に話題になっていますねえ。
私は知事びいきよ。 結局、日本の悪政のワンパターンって、悪政と知りながらも解決を先延ばしにし続けてきたってことなわけです。 年金問題しかり、国債問題しかり。
ダム問題が不信任の焦点になっているけど、 ダムによらない治水が国際的な潮流だっていうのに、 「県財政への圧迫を理由に今後もダムを造りつづけよう」っていう、 県議会の近視眼的な考えはダム賛成の理由にならないでしょ。 その上、その県財政に与える経済的影響は、 知事と議会の見解がかみ合っていなくて、どちらが正しいのかもわかんないし。
まあ、それはそれとして、石原東京都知事、定例会見において。
記者 :「長野県知事に不信任案が決議されましたがどのよ うに思われますか」 都知事:「あの人は、思ったことを黙っていられないから…。 一年半ぐらいおとなしくしていればよかったのに。」 記者一同:「はははは」
記者:「都知事と、田中知事は、まあ、作家知事ということで同じと もいえますが、その点についていかがですか」 都知事:「作家知事といっても、格が違う」 記者一同:「そうですよね。 ははははは」
なんなのよ!? この、なまぬるい空気は!! 石原都知事って、「次の首相に」って信じられない声もあるみたいだけど、 この人こそ暴君よ。 「三国人」とか、好きなことを言っておいて、 反発する声に対しては、威圧!威圧!威圧! 詭弁多弁を弄して、相手を黙らせる。
石原都知事の独善ぶりも腹立たしいけど、 そのプレッシャーに負けて、 迎合しきっている日本のマスコミの情けなさってば・…。 これこそ、諸悪の根元よ。 日本にまっとうな政治が育たない元凶よ。 弱い者に対しては徹底的にいじめるくせに、強い者にはおもねる。
この定例会見もそう。 記者の質問の質もひどいけど、石原都知事のほとんど軽口みたいなコメントに、 ひたすら「ハハハハー」 お愛想ふりまいちゃって。
せめてさあ、 都知事:「作家知事といっても、格が違う」 ってコメントに対して、 記者:「石原都知事は、ご自分のほうが上だっておっしゃるんですか?」 ぐらいの、厳しさ、なくちゃ、存在する意味が無い。 ほとんど、都知事ファンクラブ状態じゃない。ぷりぷり。
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