きよこの日記

2002年07月21日(日) 天上の青

よく、「CDをジャケ買いする」とかって言うけど、私はよく「本をジャケ読み」する。
本を見た目で選ぶんです。
そのとき、結構重要なのがタイトル!
もう、理屈なしに引き寄せられちゃうタイトルがある。
この前、この日記にも書いた、山本文緒の『眠れるラプンツェル』も、タイトルに引き寄せられて読んだ本。
タイトル通り、作品もすんごくよかった。

でも、タイトルだけでその作品のすべてが分かるわけもなく、タイトル負けということもあるみたい。
私にとって三浦綾子『天上の青』は、残念ながら、タイトルへの期待が大きかった分、作品の満足度は今一つでした。

『天上の青』を見かけたのは高校の図書室。いつものようにどんな新刊が入ったか、なんとなく見ていて見つけたこの作品。
「てんじょうのあお…てんじょうのあお…」
って、頭からタイトルが離れなかったくらい、すごく印象的なタイトル。

一体天上の青ってなんだ?
種を明かすと、あさがおの品種のことなんです。
heavenly blueという、大輪で、芯が白く全体にはっきりとした青空色のあさがおです。

主人公は、毎朝このheavenly blueに水をやっていて、あるいわくつきの男性と知り合って…。って、感じの話だったような…。
ストーリーはすっかり忘れちゃったのに、タイトルは今でも鮮明に覚えてるんだよなあ。
と、いうのも、今日、道端の庭先に、ヘブンリーブルーの朝顔が咲いているのを見かけて、『天上の青』のこと、思い出したというわけなんです。


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