わらしべ長者、という昔話を知っていますか? わら一本しかもっていない男が旅に出ます。 しばらくすると虻を捕まえて、わらに虻を結び付けて歩いていくと、そのわらと、交換をしたい、という人が現れます。 そんなふうに、持っているものと、それより少しいいものの交換を繰り返して、男はやがて長者になりましたとさ。
というお話です。 「私は、わらしべ長者だなあ」って、よく思います。 わらしべ長者、どころか、「もらいもの長者」かもしれない。 なんだか、私って人に物をもらう。 今の学校では、周りのいろんな人が、私に食べ物をくれます。
今日は、朝一番に、給食のおばさんが、わかめごはんのおにぎりをくれました。 「わーい!いただきまーす!」
職員室へ行ったら、おじさんの先生が 「昨日のパチンコの戦利品」 といって、ココアプリッツを一箱くれました。 「わーい!いただきまーす!」
今日の給食はおいしいメロンパンでした。 菓子パンが苦手な先生がメロンパンを残していて、私にくれました。 「わーい!いただきまーす!」
帰りに、教頭先生が 「これ、もらったんだけど、俺は前、食べたことあるから」 って、そば粉で作ったおやきをくれました。 「わーい!いただきまーす!」
私って、そんなにもの欲しそうな顔しているのかなあ…? って、ちょっと悩んでいたら、栄養士の先生が 「たくさん食べてもらえるから、あげがいがあるんだよ。 あげてて楽しくなっちゃうんだよ」 って、言ってくださった。
そうかあ、ありがたいなあ。 私、「ものもらい長者」になってしまわないように、ちゃーんと、お返しをしよう。 食べ物に限らず、どんなことでも、私は周りの人にたくさんのものを与えられて、とっても恵まれているように思います。 私からも与えられた分、いや、それ以上のものをお返しできるように、いつも気をつけていきたいな。
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