| 2004年07月02日(金) |
村山由佳『おいしいコーヒーの入れ方�機.�スまでの距離』 |
生徒によく本を借ります。 私に読んでもらいたい、という積極的な気持ち、とてもうれしいので読みかけの本を脇において、最優先で読みます。
この本も、2年生の女子に貸してもらいました。
村山由佳の本は、きっと多分ずーっと昔に何かを読んだことがあると思うのですがよく覚えていません。 でも、それっきり手に取ろうと思わないということはあんまり私には合わなかったということなのでしょう。
時にはそんな作家の本を読むのもいいものです。
とっても健全な青春恋愛小説でした。 登場人物の揺れる恋心をすっきりとあるがままに描いてありあました。 私にとっては目に見えること、思うことが説明されすぎて想像する余地がまったくない感じが居心地悪いのですが、こういうふうにすべてを説明してくれる親切な本は、読書の楽しみを知るための入り口として、大切ですよね。
私にこの本を貸してくれた女の子は、去年も国語を教えたのですが、どちらかというと男っぽくって、斜に構えたところがあって、学校ともトラブルがあったりしたので、この本のようなストレートな恋愛小説を「すごく面白い!」といって楽しんでくれて、そういう変化がうれしいなあとおもいます。
やがてかれんは言った。 「あなたを彼氏にもつ子は幸せね。」 「なんだよ、いきなり」面くらって僕はきき返した。 「だって。ショーリの腕の中って、とっても泣きやすいんだもの」 かれんは言い、 「やだ、私ったらキザなこと言っちゃった」と照れくさそうな顔を見せた。 お前が望みさえすれば、この腕はお前のものになる。 キザにはキザで、そう切り返したかったが、僕は結局なにも言わなかった。
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