サズカリ  おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)


2002年11月01日(金) 願書受付の思ひ出

今日は入園願書受け付けのため、幼稚園はお休み。

ちょうど1年前。
幼稚園によっては前夜から徹夜が常識という願書受付。でもそこは結構誰でも入れる気味だし、近所だし、そんなに意気込みもなかったため、普段着のまま、散歩気分でかいとみーを連れて願書を出しに行ったママであった。
(だいたい、かいが幼稚園に入るなんていうのも実感がなかった・・)
しかしそこで見たものは、ばっちり化粧し、いかにも「お受験」スタイルで集まってきたお母様方だった。

気後れしつつ順番を待つママ、受付番号78番。いよいよかいの順番になり、部屋に入る。と、本当はかいの横にママが座るのだが、なぜかみーがわめいたため、みーが座ることに。そんな中、試験?らしきものが始まる。

 「はい、こんにちはー。お名前は?」

怪訝そうに先生を見つめるかい。

 「あれー、お名前は?」

そっとチョキを出し、2歳であることを示すかい。名前を聞くのをあきらめた先生がコップを出して

 「ごっくんごっくん、これは何でしょーう?」

さらにハサミを見せて

 「ちょっきんちょっきん、これ何かわかるかなー?」

とかいに問い掛ける。あげく手を頭にあて、

 「ぴょん、ぴょん、これは何かな?」

この間ずっと先生を見つめたまま無言のかい。(かいよ、なぜ、なぜ何も答えない?)後ろで気をもむママ。かいの横ではみーも先生をじっと眺めている。この図はかなりおかしい。最後に絵本が広げられた。かい、汽車を見て聞かれもしないのに

「あ、たーたー。」

結果は「合格」。どういう判定基準なのかまったく不明。帰り道、気疲れしたママがかいに愚痴った。

「ねえかい、どうしてぴょんぴょん聞かれたとき答えなかったの?」

すると

「え、うさぎって?」
「わかってるなら答えてよー」

かいは優秀だから、なぜ先生がそんな簡単なものの名前を聞くんだろうと考えていたんだ、と僕たちは結論づけた。

そんな試験から1年過ぎた。今では友達と自転車でぐりぐり走り回る「暴走ひよこ組」のメンバーである。


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