■2002年04月18日(木)
― 手放せない本 ―
今度の土曜は久々にトモダチと映画鑑賞の予定、今から楽しみ〜。半年ぶり、映画なんて。私、ホントに無趣味だからなぁ…、映画あんまり見ないし、小説とか読んだりもしない。 映画も読書もキライなわけじゃないけど、私はお気に入りのモノを何度も何度もくり返し観たり読むのが好き。 1年に1度は必ず読む、って決めてる本もある。村上春樹の「ノルウェイの森」とE.ブロンテの「嵐が丘」。10代の終わりぐらいからずっと、私の愛読書。私のバイブル。 2冊とも通常では理解しがたい、愛と心と生命の狂気みたいなものを描いてる。なぜこの本がそんなに好きなのか自分でもよくわからないんだけど…深く静かで、だけど激しい「愛のカタチ」を表現しているこの2つのお話が、私にはどうしても美しく思えて、惹かれているのかもしれないな。 「ノルウェイの森」は若い頃と今とでは、読んだ後の感じ方がだんだんと変わってきた。昔は、読後は、ただせつないキモチでいっぱいになったけど、今は「生」を「命」を強く意識してこの本を読むようになった。 年寄りが「昔の良きもの」を懐かしがってるみたいでちょっと恥ずかしいけど、今を生きる若いヒトたちにぜひ読んでほしいな、と思う。 (注:私は村上春樹の愛読者ではないよ。「ノルウェイの森」以外の彼の小説は、どうも相性が合わないみたい。)
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