■2002年06月01日(土)
  ― 日本という国 ―
 ワールドカップ、ついに始まったね。いきなりフランス負けてちょっぴりビックリ。
 今朝、通勤途中の東京駅で私の目の前を、どっかの国のユニフォームTシャツを着た3人の白人の男の子達が通 り過ぎて行った。たいへん、わかりやすい(笑)。やはり、昨日あたりから東京駅近辺の「外国人出没率」は高くなっている。
 こうして、今、世界の様々な国のヒトが日本にやってきている。彼等の目的は、もちろんW杯。そのためだけに日本にやってきているのは解っているケド、 それ以外にもナニか「日本に来て良かった、また来たいな」と思える出来事が彼等に起きますようにと願ってしまう。
 私達の国は、深刻な経済不況がこんなに長く続いているけど、他のアジアの国のように観光が大事な収入源とはなってないので、当然、外国からの観光客を迎えるための「豊かな土壌」みたいなものがない。そんな日本で過ごし、外国のヒトたちは、いろんな不便や文化の違い、ギャップに驚いたり振り回されたりイヤな気持ちになることもあるかもしれない。
 私も、自分が「日本人」として心から日本を誇りに思ったことなどない。確かに日本は住み良い国かも知れない、でも、あらゆる情報を通 じて、また、実際に自分が海外に出向いて、「ヘンな国・日本」を実感することが多い。
 それでも「日本人で良かった」と思うこともたくさんある。
 おいしいお米やお味噌汁を食べた時。お腹にひびくような和太鼓の音色を聴いた時。美しい着物の柄や和紙の模様を見た時。きれいな景色を眺めながら檜の露天温泉風呂に入った時。
 世界各国の民族に比べると、とてもシャイで控えめで、自分の意見は言えなくても親しい人々に深い配慮を持つ「日本人」もやっぱり好きだ。
 そんな日本を、外国のヒトたちも好きになってくれたらウレシイ。どうか日本で素晴らしい思い出を作れますように。そして彼らを暖かく迎える気持ちと環境を、日本人たちが作れますように…。




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