■2003年03月11日(火)
  ― アートの週末 ―
 いまさらだけど、週末のコト書くね。この週末は2つの美術展に行ってきたよ。芸術ってやっぱりココロを豊かにしてくれるんだなぁって、それが感想。
 まず、金曜日に「ウォルフガング・ライプ展」を。このヒトはドイツの現代美術家。花粉やミルクやお米など一風変わったモノを利用して、ひろ〜い空間の中で作品を展開しているんですが、コレがよくわかんないようなわかったような…。アートなんて、観るヒトそれぞれの感性でナニかを感じればいいんだろうけど、私の感性もかなり曲がってるので。「ミルク、腐ったりしないのかなぁ」「花粉のアートは、花粉症のヒトが観るにはキツイわね〜。でもスギ花粉じゃないのね、コレ」なんて、かなりアホらしい感想しか出てこない!お米を使った作品では「コレはコシヒカリかねぇ?」などと同行の友人と言い出す始末。まったくアーティスティックじゃあないよなぁ(笑)。
 ライプ展はともかくとして、思いのほか良かったのはついでに寄ったその美術館の常設展。日本の近代から現代にかけての絵画作品などが多かったのだけど、コレが意外にねぇ、私のココロにヒット!大正時代の女性がモチーフの絵画はなかなかキュートだし、1930年代くらいの木版画なんて、すごーく素朴だし絵柄も色もかわいくって、観ているだけでわくわく。今、私がやっているおシゴトにも影響を受けそうな、ステキなイマジネーションみたいなモノがどんどんココロにわいてきて…。シゴトではパソコンが道具なわけで一日中マックに向かいっぱなしなんだけど、モノゴトの表現って本当はいろんな道具を使えるんだよね、って、様々な絵画を観て今さらながら気づいて。それがなんだかうれしい、収穫の多い常設展だったよ。
 日曜日には前からずっと行きたかった「ヴェルサイユ展」へ。「ベルばら」のにわかファンの私はすごく楽しみにしていたんだけど、日曜の上野はめちゃめちゃ混んでいた!せっかくBFにつきあってもらって、しかも30分も並んで、やっと会場に入れたのにヒトだらけ。ヴェルサイユの秘蔵の絵画や美術品も、ヒトの頭に埋もれてほとんど見えなかったのよね。残念。
 なんとかのぞき観たなかで驚いたのは、当時の寝台(ベッドね)があまりにも小さいこと。足を曲げて眠る習慣だったのか、それとも当時のヒトはみんな身長が低かったのか…?マリー・アントワネットのベッドもすごく小さいの、コドモ用?って思うくらいに。
 ミュージアムショップでマリー・アントワネットについて史実的に書かれている本を購入。帰りの電車の中では、意外にもBFがその本に夢中になって読んでいて…。彼女の生涯って、フランスがもっとも波瀾に満ちていた歴史的にも興味深い時期だったから、そういう視点で読むと、たしかに面白いもかもね。
 2つの美術館めぐりのおかげで楽しい週末を過ごせたよ。そして今度の週末はストーンズのライブ!こちらもライブレポするから(レポってほどの文章力じゃないけどさ)、まあ、お楽しみにね…!




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