奥歯が勝手に・・・ガタガタガタガタガタガタ
両脇のアバラを締め付ける音が聞こえてくるようだ・・・ギュリギュリギュリグリィギュリ
当然頭脳は電気ストーブをつけたように熱く、目はボーっとして焦点が定まらない
2日も徹夜したよりも苦しい
君に
君に、横に
横に、側に、顔が
笑顔でなくてもいい、もう僕には
連絡したくなる、日常毎日いっつも考えていた誇りや見栄、食欲も性欲さえも全部吹っ飛んで
笑顔の、いや形さえ見えない、匂いもない、君の雰囲気だけが
電気ストーブの中に浮かんでは、右手の届きそうな場所と行き来している
白磁の君に
白磁の君に、横に
横に、側に、君の顔が
笑顔をもう僕は見ることが出来ないのだけれど
けれど
ガタガタガタ ギュリギュリ
死ぬ前に見たいのは、触れたいのは君だけなんだ