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「 1つへの衝動 」
2008年01月19日(土)



 人はやはり1つだけで捉えられるもの、1つの要素から出来ているもの、とは考えられない
 愛、恋、金、血液型、精神、感情、合理、判断、生存、本能、どれも1つ。
 人は愛のために生きている、人間結局最後は金だろ、人間とは社会的動物である。
 どれもが、どこか白々しい。どこかに穴がある。
 穴があるものしか人間は作れないので、それはそれで良いのだけれど、1つにはまとめられない。
 それなのに、人は1つにまとめたがる。自分の矛盾を、人間全員の矛盾を忘れてしまおうとする。自分を1つであると錯覚してしまい、忘れた穴に反逆されたりもする。「物狂い」という30代を過ぎた周りに子供のいない女性が冒す行動がある。日本の伝統芸能能の大きなテーマの1つにもなってきた。
 なぜだろう。なぜだったのだろう。
 人が1つにまとめられると錯覚してきたのは。1つでありたいと願うのは。


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