肉体は私のものではない
私がいくら寝たくなくても、睡眠を要求し最後には強要する
私がいくら食べたくなくても、他の命の犠牲を強いるし、果ては戦争になる
服を着たくなくても、異性を無視したくても、名誉を捨てたくても
そんな当たり前のこと
だけれど大切なこと
肉体は私のものではない
だから労ってあげなければならない
適度に運動をして肉体を喜ばせ、栄養を考えて嬉しがらせ、要求されるままに仮眠睡眠を与える
何時かはこの借り物の肉体が崩壊する
そして私もいなくなる
そんな当たり前のこと
だけれど大切なこと
後50年もあるかと思ったけれど、肉体の欲求を満たす時間を差し引けば
もう何年あるのだろうか