両手をひらいて十字に重ねる 望月から寝待月へと瞳をうつす 呼吸をととのえへその緒へ落とし背筋を正す 世界を一変してしまうその魔法 世界の基底やら、神の創造やら、覚りなどといわれた世界へと一気に大変身 私の全てが広がっていき、そして私が世界の私にまでなってしまう大魔法 四苦から原罪からあらゆる世界の存在者から放れてしまって さて、1日がはじまる そろそろバスの終点だ