その日に待ち合わせに行くと不機嫌だったんですね。
珍しいことで、3ヶ月目で始めてのことなんですよ。顔が険しくて目がとがっているんです。言葉の調子も中々下痢気味でして。
翌日振り返ってみると、後頭部の凝りや当時のトラブルが原因だったのですが、まあ、普通の男なら逆に怒ってしまうでしょうね。
「昨日はそういう話でまとまっていたじゃないか」
「なんで自分で思い込んだことを押し付けてくるんだ」
って。
でもね、これって女性が気を許した相手だから感情をぶつける、というのを知っていれば受け止められるんですよね。
「うるさい」とか「なんでそんなことを言うんだ」とか「自分を大切にしろ」とか「俺を大切に思っていないのか」なんていうと、
「あなたは私を理解してくれていない」
と切り返される訳です。
男は「言葉を大切にする生き物」だから、頭にくるのは「男」だからなんですよ。女は「感情を大切にする生き物」だから、頭にきたことをぶちまける。
これって「男」VS「女」
ですよね。
「私」VS「あなた」
じゃない訳です。
「男」であることは生まれながらにして与えられているのに、どうして「男」と「女」であることは生まれながらにして与えられないのでしょう。どうして生まれた後に獲得するようになっているのでしょうね。
これが無くなれば、凄く時間が空いて来て、みんな幸せになれると思うんですけれどもね。いや、もっと深い幸せを人類に分け与えられる、という方がいいでしょうか。
どうしてだと思いますか?
話の長いおっちゃんやね、あんたぁ
そんなん決まりきっとるやんけ〜ぇ