寒さが肌を齧る日差が目を瞑らせる吐く息と煌きが早朝を呈する朝食が内臓を穏やかにし、生きている感謝を思い出させる何時の間にか産み落とされ、何時か必ず滅びる自覚に基づいた祖先への感謝、祖国への自覚この連鎖から私だけが抜け出せないという息苦しさを伴いながらもう飽き飽きした感謝と自覚電磁気学を知った時の神鳴りが落ちたかのような驚きがこの予定調和の世界から朝も夕もない天空へと飛び絶てないのだろうか