拾弐月。師走話は数年前に遡る(サカノボール)短大から内定通知が来た日。一時の幸福この時に私の運命は決まっていたのかも知れない。自分の意志という表向き見えない手の中で踊る影どうすることもできなかったどうすることもしなかった幾度と啼く重ねた御心相、違える中表所詮は他人 貴方は別人揺らぐ灯り 愛でらるる貴方と私 二人でひとつ二度と離れぬやふに!と赤い意図で結ばれたい