本8日未明、我が帝国陸海軍は真珠湾に於いてアメリカ軍と戦闘状態に入れり
私は子どもの頃 父から軍隊のことをよく聞かされた その頃はうっとおしい気持ちしかなかったので よく覚えていない ただ 父の話は自慢話ばっかりだった 二等兵で出征したが伍長で帰ってきたとか 上長にいかに気に入られたか、 父の軍隊の話に悲惨なところは微塵もなかった 軍人恩給も支給されていたのだからそれなりの期間を重ねたのだろう でも聞いていて気持ちのいい話ではなかった ただ 父の本心は 過去を悔いたくなかったのだと思う だが 母方の叔父たちはシベリアに抑留されたり 母自身も幼い二人の子ども(引き上げ途中に亡くなる)を連れての引き上げ経験者だから それなりの戦争体験は子どものころから聞かされていた でも母が亡くなったあとに叔母から聞いた 母の引き上げてきた時の話は まさにドラマや本の世界と同じだった あの悲惨な状況が母の人生にあったのだ そういう意識が心の底に積み重なっていたのか 私自身が息子を出産した時 男の子だから戦争が始まれば この子を戦地に出すのかと唐突に思った それは絶対に出来ないと一人で密かに思った 人に話せば笑われるけれど 私は確かにそう感じたのだ だから 小泉さんや川口大臣が 「テロに屈することなく お二人の意志を継ぎます」 と言うたびに ほんとうはそうではないだろうと感じてしまう 二人の意志を継ぐのではなくて アメリカの願いを聞き入れます、だろうと・・ 日本の国益とアメリカの国益は違うのに・・ でも 今の日本人が間違った豊かな生活を見つめ直さない限り えらそうなことは言えない(私自身も戒めなくては・・) 根は深い・・と思う
|